長時間スマホの画面を見たり、やデスクワークでPC画面を見続けると
首や肩が凝ったりすることはありませんか。
これらの原因は、背骨の柔軟性が原因の可能性があります。
背骨は柔軟に動く事で衝撃を吸収できるS字構造になっています。
しかし、柔軟性がなく固まる事で脆くなり、背骨の機能が低下します。
背骨の機能が低下すると、全身の筋肉の動きが悪くなる、自律神経が乱れる、
血流が悪くなる、内臓機能が悪くなるなど多くの問題が発生します。
このような問題を解消するためにも、背骨をストレッチして柔軟性を保つ方法を詳しく紹介します。
ストレッチは短時間で簡単にできて、背骨の歪み改善やリフレッシュもできるので、就寝前などぜひ試してみてください。
<この記事でわかること>
・背骨ストレッチの効果
・背骨を柔軟にし自律神経を整えると、病気になりにくくなる
・全身の血流改善効果で代謝がUP
・背骨ストレッチの方法
背骨のストレッチの効果は?
背骨をストレッチして、柔軟性を向上させれば、様々な問題が改善される可能性もあります。
効果を知った上でストレッチをすると、更に効果があがるので早速解説していきます。
インナーマッスルの働きをよくして、疲れ知らずの体に
背骨は体幹インナーマッスルと呼ばれる筋肉と密接な関わりがあります。
この筋肉は体の軸を作ってくれる筋肉で、軸が整えば体全体の動きもよくなりやすいです。
体を動かす際の効率がよくなる分、疲れにくくなります。
自律神経が整うことで病気になりにくい
自律神経は、内臓や血流など体の状態を維持するのに必要な機能を司り、
体全体の機能を無意識に保ってくれる働きがあります。
自律神経は背骨に中枢があるため、背骨が固くなれば自律神経の中枢の働きが悪くなり、
自律神経の乱れにつながりやすくなります。
ストレッチにより、自律神経が整うことで内臓系の働きも改善しやすくなり、
生活習慣病やうつ病といった疾患に対しても効果的といわれています。
慢性疼痛の軽減
慢性疼痛の多くは自律神経が乱れているといわれています。
これは自律神経のうち、交感神経はアクセルの役割を果たし、副交感神経はブレーキの役割を果たします。
両者の働きが悪くなることで、体が休まらない状態になり、疼痛につながるとされています。
背骨をストレッチして自律神経の働きが整えば慢性疼痛も軽減される可能性があります。
全身的な血流の改善
全身の血流は自律神経がコントロールする上、腹部には大きな血管があります。
背骨が固く体の中心の動きが悪くなることで、自律神経が乱れたり血管が圧迫されることで血流が悪くなります。
腹部でも血流の滞留が起こることで、全身に栄養がいき届きにくくなったり、
代謝が悪くなったりむくみなどの原因の一つになります。
背骨の柔軟性を保つだけでも血流改善の効果は期待できます。
背骨のストレッチの方法
背骨のストレッチでは本来の動きである捻りの動き、背骨を反らす動きを取り戻すことが必要です。
主に上記の二つを改善するためのストレッチをご紹介します。
背骨の動きを意識して体を動かすように注意しましょう。
背骨捻りのストレッチ
1.横向きに寝て、両膝を曲げた状態で寝ます。両手は重ねて、伸ばす。
2.上になった側の手を伸ばしたままで体を反対向きに捻る。
3.体を捻り切ったところで止め、また両手が重なるように体を元に戻す。
4.10回程度繰り返す
捻るときに骨盤が動かないように、両足はくっつけたままにしましょう。
また、捻る動きと同時に息を吐くようにしてください。
息が止まると力が入ってしまい、ストレッチの効果が低下してしまいます。
猫のポーズ(背骨を反らすストレッチ)
1.四つ這いになり、背中をまっすぐにする。
2.お腹を覗き込むように、背中全体を丸める。
3.丸めた後、逆に天井を見上げるように背中全体を反らす。
(腰が痛くなる場合は、背中を反らせすぎないようにする)
4.丸める動きと反らす動きを10回程度繰り返す。
このストレッチも呼吸を止めないように注意しましょう。
また、背骨のストレッチが主な目的になりますので、手足は動かさないように意識しましょう。
<参考文献>
脇本 幸一 他2名 Spine Dynamics療法
柿沢 健太郎 著:自律神経の整え方 彩図社 2018
脇本 幸一 他2名 慢性疼痛患者と健常者における筋質量とWBIの比較検証 専門リハビリ第7巻42〜45 2008
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ストレッチなら続けられそうだな。
運動すると腰が痛くなるので無理せずやります。