「お金がなかなか貯まらない」「節約するのが苦手」という人は、
お財布の使い方に問題があるかも知れません。
実は、お金持ちや億万長者の財布には意外な共通点があるのです!
「レシートやポイントカードの山で、財布の中がカオス状態」なら、
ぜひとも今からお金持ちの財布の使い方を参考にしていただきたい。
この記事では、本当のお金持ちが持つ財布の特徴、お金に愛される財布の選び方と
財布の中身をキレイに整理するコツを紹介します。
本当のお金持ちが持つ財布の特徴とは
「お金持ちは高級なブランド財布を使っている」というのが世間一般的なイメージですが、
それは日本だけのこと。
ビジネスにおいて成功を収めた、世界の大富豪たちの財布はちょっと違います。
本当のお金持ちの財布には、ある意外な共通点がありました。
財布がシンプル
お金持ちが持つ財布は非常にシンプルです。高級ブランドのモノや華美なデザインの
モノは使いません。
なかには、財布すら持たずにマネークリップでお札を挟むだけの人や、
ジップロックを代用しているという強者まで!
彼らは食事に出かけたり遊びに行ったりする場合、いつも決まったレストランや
会員制のクラブやバーに行きます。
ですから会計をする時も、財布をわざわざ開いて小銭を出す必要がないのです。
月ごとの支払いをまとめて済ませるか、誰かが支払いを先に済ませてしまっている
パターンががほとんど。
唯一財布にこだわりがあるとすれば、長く使えるように上質な革素材を選んでいる、
ということくらいでしょう。
レシートやポイントカードは入っていない
「お金が貯まらないの〜」という人ほど、財布の中にはレシートやポイントカードが
山積みでカオス状態です。
いっぽうお金持ちの財布の中身は、非常にスリムで余計なものは一切入っていません。
そもそも、本当のお金持ちはレシートで財布がかさばってしまうほど、
チマチマと買い物はしません。レシートや領収書をしまうとしたら、
財布ではなく別の場所へ保管します。
ましてやポイントを貯めるために、お店に足を運ぶのは無駄な浪費だと思っているので、
よっぽどの常連店のポイントカードでない限り持ち歩きません。
カード類は2〜3枚程度
日本ではまだまだ「現金主義」という年配の富裕層も多いのですが、
キャッシュレス化が進んだ若い世代の富裕層は、大金を持ち歩きません。
お札も緊急時のために数枚入れている、という人がほとんど。
主要なカードを2〜3枚持ち歩く程度です。いつも使うカードは決まっているし、
支払いのほとんどは一括払いなので、現金と同じくお金の流れも把握しやすいと言います。
いっぽう出費が多くお金が貯まらない人ほど、不要なクレジットカードを何枚も
持ち歩きがちです。
何枚もカードを使いまわしていると、お金の流れが把握しづらくなるので、
主要なカードは2〜3枚まで絞っておくとよいでしょう。
お札の向きが揃っている
お金持ちの財布の中身は、整然としてスマートなのが特徴です。
お札の向きも一定方向にきちんと揃えられており、財布に今いくら入っているのかを
しっかりと把握しています。
お会計の時にゴソゴソとお札を探すのもみっともないですし、何より財布の中身を
ひと目で見渡せたら、スマートに行動できますよね。
また、ジンクス的に「無駄な出費を抑えるためにお札をすべて下向きに入れている」
という人も。
金額にかかわらず、本当のお金持ちはお金を丁寧に扱っている人がほとんどです。
5,000円札を常に入れている
本当のお金持ちの財布には、つねに5,000円札が入っているのも特徴のひとつです。
お札には、それぞれ使われ方に性質があります。
たとえば、1,000円札は一番財布から出ていきやすい流動型の紙幣です。
いっぽう1万円札は高額な紙幣なので、入りにくく出ていきにくい
貯蓄型の紙幣と言われています。
その中間ともいえる5,000円札について、多くの富裕層からよく言われるのが
「5,000円札は、1万円札が使われないよう真ん中で支える存在」だということです。
一般的に紙幣を使う時は、少額な1,000円札から使い、1,000円札が無くなれば
5,000円というふうに順番に使っていくのがほとんどだと思います。
5,000円が使われると「あ〜、5,000円札を崩してしまった」という実感が生まれ、
自然に「1万円はなんとしてでも手をつけたくない」という思考が生まれるんだそう。
5,000円札があることで、無駄遣いを自然とブロックできるということですね。
このようにお金持ちは、細かなお金に関するルールを独自に決めて、
お金が貯まる行動パターンを養っているんですよ。
お金に愛される財布の選び方
実際にお金持ちが選ぶ財布にも、ある共通の傾向があります。
どういった財布を選べば、お金に愛されるのでしょうか。くわしく見てみましょう。
高級ブランドの財布は持たない
お金持ちは、よっぽど好きなブランドでない限り、高級ブランドの財布は持ちません。
なぜなら、ブランド物のお財布で、自分のステータスを誇示する必要がないからです。
富裕層が持つ財布は非常にシンプル。華美な装飾や色は避け機能性にこだわります。
なかには財布すら持たないという強者もいるほど。
ただし、キャッシュレス化が進んだとはいえ、お祝い事が頻繁なお金持ちにとっては、
新札はつねに入用となりますよね。
新札が折れてしまうのを防ぐため、日本では二つ折り財布よりも長財布が
まだまだ人気のようですよ。
素材にこだわる
本当のお金持ちは、お気に入りの財布を長く大切に扱います。
「財布は毎年決まった月に変える」というのは、風水の開運的な発想なので、
実際に「お金持ちになれる」かどうかは定かではありませんね。
デザインや色、というよりは「上質な素材にこだわる」というお金持ちは多いのです。
かさばらないスリムな財布
お金持ちの財布は、つねにスリムでスマートです。
不要なレシートやポイントカードが入っていないのはもちろん、
あえて収納力が低めのものを選ぶことで、不要なカードやレシートの蓄積を防いでいます。
コインケースを併用して、小銭は別に持ち歩くという富裕層も多いですよ。
お金に愛される財布の使い方
使い始めはスッキリとしていたのに「気がついたらレシートやポイントカードで、
財布の中がぐちゃぐちゃ」という人も多いでしょう。
大切なお金をしっかりと管理するためにも、お金持ちの財布の使い方を参考に、
お金に愛される体質を目指しましょう。
レシートを溜め込まない
せっかくお洒落な高級ブランドの財布でも、レシートやポイントカードで
パンパンになっていては、見栄えが悪く傷みがちになってしまいます。
まずはレシートを財布に溜め込まないように習慣付けましょう。
1日の終わりには、レシートや領収書を取り出して別の場所に保管しておきましょう。
できれば、毎日帳簿や家計簿に記録するのが理想ですが、今は便利なアプリなども
ありますので上手に活用してみましょう。
しっかりレシートや領収書を管理すれば、年度末の確定申告で節税も期待できますよ。
また1度だけ使って、以後使っていないポイントカードなどは、思い切って断捨離しましょう。
よく行くお店のポイントカードだけに絞ったり、スマホアプリでポイントを貯めるなど、
上手に財布のスリム化を図りましょう。
カードは1ポケットに1枚ずつ入れる
よくありがちなのが、1つのカードポケットに複数枚のカードを重ねて入れてしまうこと。
いざカードを使おうと思った時に、探しにくいことはもちろん、
取り出しにくくスマートではありませんよね。
持ち歩くカードの枚数はカードポケットの数までと決め、不要なカードは
思い切って解約するか、持ち歩かないようにしましょう。
財布を選ぶ時は、あえてカードポケットが少なめのものを選ぶというのもありですよ。
コインケースを併用する
どんどん増えていく小銭で、財布がパンパンで重い!という人もよく見かけます。
これもお金持ちの財布にはNG。
お金持ちの多くは、コインケースを併用して小銭を持ち歩いています。
コインケースがあれば、ちょっとコンビニに買い物に行く時も、
ささっとスマートに支払いができますね。
お札の向きは揃えておく
お会計をする時や誰かにお金を渡す時は、お札の向きを揃えて渡すのが
最低限のマナーですね。
どんな相手にも向きの揃ったお札を渡せるように、お札の向きはあらかじめ揃えて
おきましょう。
お札の人物の頭が上にくるようにしまうと「お金の居心地がよく数字が見やすい」
と言われています。
いっぽう人物の頭を下向きにしまうと「お金が散財するのを防げる」と考える人も。
どちらに揃えるかは人それぞれですが、財布に入れる時は裏表と向きは必ず揃えて
おきましょう。
まとめ
筆者自身もかつては、「金運アップできる財布」というものを使っていたことが
ありますが、どうも胡散臭いし、実際にお金が貯まったのかと言われると、
残念ながら大きな変化はありませんでした。
財布は、いわば「大切なお金の家」です。お金持ちの多くは、お金の居心地がいい「家」、
つまり自分自身が一番愛着の持てる財布を使っています。
お金持ちの財布の使い方を参考にしつつ、お金が循環できる環境をしっかりと
整えてみてくださいね。
時期が来るといつも「縁起物」「開運」と財布が売り出される事に疑問を感じていました。一つの物を大切に使うという考え方は、お金の使い方にも表れる気がします。