シンプルな暮らしを手に入れたいミニマリスト思考の方が増えていますが、
いざ始めてみると必ずぶち当たる壁があります。。
洋服や本を処分するのはもったいない、、とためらってしまうこと。
そこで今回は、断捨離で捨てるべきものリストを紹介します。
リストを活用して、不要な物を手放す感覚と後悔しない捨て方のコツを身に付けましょう。
そもそも断捨離をする意味とは
断捨離とは仏教の思想にヒントを得た作家のやましたひでこさんが考案し
商標登録されている言葉で、不必要なものを減らしシンプルに暮らすことで
生活の質を上げるといったコンセプトがあります。
「断捨離」はヨガの行法にある「断行(だんぎょう)」「捨行(しゃぎょう)」
「離行(りぎょう)」の頭文字をとったものでそれぞれに意味があります。
- 「断」いらないものを断つ(買わない・もらわない)
- 「捨」不要なものを捨てる
- 「離」モノへの執着から離れる
テレビやYouTubeなどのメディアでも良く目にする断捨離ですが
「どうせまた物は増えていくのだから捨てても意味がない」と考える方もいるでしょう。
断捨離をする意味は単純に不要品を捨てて身の回りをすっきりさせる
ことだけではありません。
不要なものを断ち、捨てることでモノへの執着を手放すレッスンと捉えて
始めてみてはいかがでしょう。
なぜ断捨離が必要なのか
ポストに入ってくるDMや子供が学校からもらってくるプリント類、
サイズアウトした服など、特別な買い物をしなくても、捨てない限り
モノはどんどん溜まってしまいます。
これらを野放しにしていたら、あっと言う間に物が散乱した
汚部屋になってしまいますし、
一見ゴミがなく片付いて見える部屋であっても、引き出しやクローゼットの中に
必要のないものがたくさん詰まっているという事態に
陥ってしまうでしょう。
断捨離が必要な理由とは、捨てるべきものを見極め「手放す感覚」を養うためだと
考えます。
断捨離は人生とよく似ていて、両手に荷物を抱えたままでは新しいものを
持つことはできません。
無理をして両手いっぱいに物を持てば、落としたり壊れしたりという
綻びが出てしまうでしょう。
断捨離を通じて得た不要なものを見極める力はきっと人生にも役立つはずです。
捨てるべきものの見極め方について
断捨離に必要な「捨てるべきものを見極める力」が足りないと、
大切なものを捨てて後悔したり、不必要なものを捨てる勇気が出なかったりといった
迷いが生じます。
断捨離で捨てるべきものと捨てると後悔するものの特長をおさえて、
見極める力を高めましょう。
<捨てるべきものの特長>
- 日常的に使うジャンルの物なのに1年以上使っていない場合
- 壊れていたり破れていたりと使っていてイライラするもの
- お気に入りじゃないもの
- サイズの合わないもの
- 明らかに使用頻度が少ないもの
- 使用期限が切れているもの
- たくさん同じ用途のものがある場合
- 明らかにゴミだと認識した場合
<捨てないほうがよいものの特長 >
- お気に入りのもの
- 頻繁に使用しているもの
- めったに使わないけど必要なもの
- 二度と手に入らない宝物
- 親や先祖からもらった物
- 人から借りたもの
このほかにも断捨離で捨てるべきものと捨てないほうが良いものを見極めるポイントは、
人それぞれあると思います。断捨離の最中や手放す作業の合間、断捨離を終えた後などに、
自分にとって「いるもの」と「いらないもの」の傾向を考えることこそが、
断捨離の本質である「自分を見つめ直す修行」に繋がっていくのです。
効果的な断捨離のやり方|ありがちな問題点と解決策
「今日こそは断捨離するぞ!」と意気込んでいたのに、作業がはかどらず
途中でめげてしまった経験がある方も少なくないでしょう。
あなたの断捨離がはかどらないのはこのような問題点があるからかもしれません。
- どこから手をつけていいかわからず、手当たりしだいに片付けを始めてしまった。
- 不用品を把握するために持ち物を広げた結果、片付ける前より散らかってしまった。
- 「どんどん捨てよう!」と意気込むも、モノへの思い出にとらわれ作業が中断してしまった。
いつも途中で諦めていた人も、効果的な断捨離のやり方を知ることで問題は
解決していくでしょう。
断捨離が失敗しそうで不安な方は、3つのポイントを意識しながら作業するのが
おすすめです。
1.達成感を味わい自信を付ける
玄関やお風呂場、洗面所などの「小さなエリア」から始め、徐々に寝室やリビングなどの
「大きなエリア」へとステップアップしていく。
2.派手に散らかるリスクを減らす
「キッチン」や「洗面所」など大まかなエリアだけでなく「この引き出しの1段目」
など、細かく場所を決めて片付けはじめる。
「手放す」作業を効率化する
愛着があり決められないものは空いたダンボールに入れ、
要・不要の判断を後回しにする。
明らかな不用品から捨て始め「手放す感覚」を養う
効果的な断捨離のやり方を覚えたら、次は「明らかにいらないもの」を、
直接ゴミ袋に捨てていき「手放す感覚」を養いましょう。
必要のないものをためらわずに捨てていると、自分に対して「かっこいい」「イケてる」
「素敵」といったプラスの感情が広がってくるでしょう。
これは断捨離がうまくいき始めている証拠であり「手放す感覚」が芽生えたサインです。
「やればできる」という自信をどんどん積み上げていくと、服や本など捨てるのに
勇気が必要なジャンルのものも手放していけるようになるでしょう。
断捨離で捨てるべきものリスト
断捨離ビギナーにおすすめの明らかな不用品を捨てる方法は、
収納スペースが狭く不要品を見極めやすい「文房具」を収納しているスペースから
取り掛かることです。
まず文房具を収納しているスペースから、中身をすべて取り出します。
そこに以下のような「明らかな不用品」が入っていたら、ゴミ箱を経由せず
直接ゴミ袋に捨てていきましょう。
- 3ヶ月以上記入していない家計簿のために保存しているレシート
- 3ヶ月以上前に届いたDMハガキ
- 明らかにゴミであろう紙くず
- 二度と読み返さないであろうメモ
- 3つ以上あるハサミ
- 書きづらくなってしまったペン
- 古くなり汚れたクリアファイル
- もろくなった輪ゴム
- 小さくなった鉛筆
- 中身の入っていないシャープペンシルの芯の箱
- 期限が過ぎている出前のチラシ
- 粘着力の落ちた絆創膏
- 曲がってしまったクリップ
- 針の曲がった画鋲
- いつのものか思い出せない頭痛薬
- ペットボトルの蓋
ひとつひとつはあまり場所を取らない不用品も、たくさん溜め込むと
結構な量のゴミになります。
「明らかに必要のないもの」をどんどん捨てていくと、断捨離のテンションも
どんどん上がっていくでしょう。
捨てるべきか悩みがちなものを手放すための心構え
文房具のスペースひとつをとってみても、収納されているものすべてを
「必要」と「不要」に分けるのは案外難しいと感じたのではないでしょうか。
捨てるときに悩んでしまうものには以下のような特長があります。
- 捨てるには忍びないもの
- いつかなにかに使えそうなもの
捨てるには忍びない「昔コレクションしていた切手」や
「流行りが廃ってしまったブランドバッグ」、
いつか着られるようになるかもしれない「痩せていた頃の洋服」や、
何かと使えそうな「牛乳パック」に「ジャムの空き瓶」などがこれに当たります。
本当に捨てるべきか、後悔しないか悩んだときは、次のように自問自答してみましょう。
- その「いつか」は本当に来るのか
- その個数残す必要はあるか
- 今現在も気に入って使用しているか
- 今現在も大切な宝物であるか
それでも悩んでしまうものは一度ダンボールに入れておき、
時間をおいて見直してみるとよいでしょう。
まとめ
断捨離を始める前に「捨てるべきもの」や「明らかに不要な物」を知っておくと、
迷わずにどんどん捨てることが可能になりそうです。
小さなスペースからはじめていくうちにレベルアップして、
愛読書がぎっしり詰まった本棚や思い出の洋服でいっぱいのクローゼットも
断捨離できるようになっていくでしょう。
はじめのうちはもったいない気がして捨てられなかった方も、
捨てていくうちに手放す感覚が身に付き、不用品への執着が薄れていくのを
感じるのではないでしょうか。
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