40代で投資を始めるのにインデックス投資が向いている理由

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たまだー

バンコク在住のwebライターたまだーです。 金融・不動産・マネー系を中心に執筆多。 1年前からタピオカミルクティーにハマっていたのが密かな自慢です。


10月からついに消費税が増税されますね。

先日、投資を始めたい30代から40代の方へ、

節税にもなる、つみたてNISAとiDeCOを

おすすめする記事を掲載しました。

投資を始めたい30代から40代家庭のためのおすすめ投資商品

 

つみたてNISAとiDeCO

それぞれを購入する場合の

モデルケースを紹介しながら、

 

結婚・住宅購入、子供の教育費などの

ライフイベントに応じて

自分に合った投資を考えることが

必要であることを述べました。

 

今回は、私も実際にやっている、

双方に共通して、

投資する際はインデックス投資をすることが、

リスクを抑え長い将来を見据えた備えとして

適しているという内容を紹介します。

 

つみたてNISA、iDeCoと続き、

インデックス投資と耳慣れないワードが続き

アレルギーを感じてしまうか方も

いるかも知れません。

 

しかし、長期・分散・積み立てを前提とした

インデックス投資を行えば、

銀行預金とは大きく異なるリターンを、

高い再現性をもって得ることが可能です。

 

インデックス投資とは? インデックス投資の基本的な知識から紹介

株式市場の平均値に投資する手法

日経平均・TOPIX(東証株価指数)平均・

ニューヨークダウ平均

などという言葉を経済ニュースで

聞いたことがあると思います。

 

これらは各々の株式市場の平均値を

表しています。

TOPIXを例に挙げるなら、

東京証券取引所に一部上場している企業

(ソフトバンクやトヨタ自動車などの

有名企業)の

全ての株価を平均したものと考えてください。

 

インデックス投資というのは、

簡単に言ってしまうと

この平均の指標に投資することを言います。

 

言い換えると各々の市場全体に、

それが上がっていくと信じて

お金を賭けるといったイメージです。

 

アクティブ投資とパッシブ投資

一般的に投資というと、

個別企業の株に狙いを付けた売買を

目的とした手法を、

思い浮かべる方が多いでしょう。

 

つまり、将来的に伸びるであろう

企業に目をつけて、安いうちに出資し、

成長後高値を付けた時期に売りさばいて、

 

差額を利益(値上がり益)として回収する

アクティブ投資のことを指します。

 

値上がり益を得ることを

キャピタルゲインとも言います。

 

一方、インデックス投資は

指数に投資する手法で、

それぞれの市場全てに満遍なく出資します。

 

再度TOPIXを例に挙げると、

ソフトバンク2%、トヨタ自動車1%・・・

合計100%といった具合で、

 

元からパッケージになった商品が

証券会社で販売されています。

 

多くの場合インデックス投資は、

頻繁な売り買いを目的とするのではなく、

長い期間持ち続けるバイ&ホールドで生じる、

配当金を得ることを目的としています。

配当金を得ることを、

インカムゲインとも言います。

 

インデックス投資は、

前述の売り買いを目的とした

積極的な投資(アクティブ投資)と対比して、

細く長く続けることが通常であるため、

消極的な投資(パッシブ投資)とも

呼ばれています。

 

インデックス投資がなぜ長期投資に向いているのか?

では、インデックス投資が、

長期投資に向いているのはなぜでしょうか?

すでにヒントがでていますが、

具体的に例を出して見ていきましょう。

 

ほったらかしを前提とした投資方法であるため

これまでに述べたとおり、

個別の企業に投資しハイリターンを期待する

アクティブ投資と異なり、

インデックス投資は指数に投資します。

 

市場の平均が上がれば利益となり、

下がれば不利益となりますが、

個別で売り買いを繰り返す必要がないため、

たまに市場の状況をチェックする程度でOK

です。

 

仕事が忙しくて時間が無い、

株価の値動きに惑わされたくない

といった方にはとても向いています。

 

本当にそれでいいのか?

と思われるかも知れません。もっともです。

 

しかし、これまでの歴史上世界経済は

なだらかに(時に急激に)

右肩上がり傾向で発展してきました。

 

そして発展はこれからも続いていく

と考えられます。 

 

その流れに乗って投資し、

長い時間をかけてお金に働いてもらう

と考えると分かりやすいかもしれませんね。

 

運用コストが安い

アクティブ投資と比較すると、

運用コストが安く済みます。

何度も売り買いを行い、

元の手数料も高いアクティブ投資に対し、

インデックス投資は、

手数料が低く抑えられています。

 

投資をする上で手数料は、

切っても切り離せない要素です。

低く抑えられるに越したことはなく、

特にインターネット証券を利用することで、

安くなります。

 

銀行預金と比較すると金利が高く複利効果を得やすい

長い低金利政策の煽りを受けて、

銀行預金の利率は0.01%程度です。

 

最近は預金でお金が増えるという感覚を

忘れてしまいがちですが、

投資にはリスクに伴うリターンがあります。

 

例えばリターンが平均年利で

3%得られるインデックス投資商品が

あったとしましょう。

 

100万円を投資したとして単利で考えた場合、

1年後には103万円2年後には106万円

10年後には130万円になります。

 

これを複利で考えた場合、

1年後には103万円

2年後には106万900円

10年後には1,343,916円と

43,000円以上の差がつきます。

 

因みに銀行預金だと、

10年間で増えるのはたったの1,000円です。

 

10年単位で見ても、

銀行預金とインデックス投資の複利を

考えた場合差は歴然です。

しかし、これが20年、30年となると

更に加速度的に差が広がります。

 

100万円を20年複利運用→1,806,111円

100万円を30年複利運用→2,427,262円

 

元手が100万円であったとしても、

30年後には約2.5倍になります。

銀行金利とはもはや比較する必要は

ありませんね。

 

当然3%のリターンを得るということは、

リスクを許容するということでもあります。

 

しかし長期で保持することで

リスクを軽減することができ、

数十年単位で考えた時には

リターンを得る可能性が極めて高いのが

インデックス投資です。

 

まとめ

つみたてNISAとiDeCoが

なぜインデックス投資と相性がよいのか、

イメージができてきたのではないでしょうか。

 

投資で元本を大きく安定的に増やすには、

時間を味方につけることが何よりも大事な

要素になります。

 

そしてもちろん、元本が大きければ大きいほど

リターンも大きくなります。

世の中のお金持ちは、

それをよく理解しています。

 

しかし気をつけなければならないのは、

急いで一気に貯金を投資に回してしまう

ことです。

 

生活をするための貯金は、

少なくとも3ヶ月〜半年、

生活できるだけは必要。

何かあった時にすぐに対応できるだけの

銀行口座の貯金は、

欠かさずに持たなければなりません。

 

そして投資にはリスクは必ずついてくる

ということ。

 

いくらインデックス投資が、

再現性の高い投資方法であるとはいえ、

完璧ではありません。

 

まずは貯金、そこからの余剰資金を

徐々に回していき、徐々に増やしていく。

このバランス感覚を失わないよう、

行動して安心・安定した将来を

実現させましょう。

 


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