関東からも関西からも出かけてみたい三重県の穴場スポット| 2020年初開催の「なばなの里」夏イルミネーション

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ととろん堂

フリーライター 兼 現役大型バス運転士として東京下町を徘徊中


中部圏(三重・愛知・岐阜)の人にとってはおなじみの観光スポットである、

ナガシマリゾート。

馴染みの薄い人でもテーマパーク「ナガシマスパーランド」の名前は

聞いたことがあるのではないでしょうか?

(国内テーマパーク満足度ランキング調査で上位に入ることが多い人気施設)

 

さらにこのナガシマリゾート周辺には、外国人観光客にも人気の

”花と緑のテーマパーク”「なばなの里」があります。

毎年発表されている「外国人に人気の観光スポット トップ30」

(トリップアドバイザー社調べ)では、2017年に伏見稲荷大社や

沖縄美ら海水族館などと並んでランクインしたこともあるのです!

人気のポイントは、春の「花まつり」で咲き誇るしだれ梅、

河津桜からチューリップ、バラ、花しょうぶまで、まさに色とりどりの花と緑。

そしておもに冬場(から春にかけて)開催されてきた屋外イルミネーションの美しさ。

とくに、12月初旬にライトアップされる園内の紅葉とイルミネーションとの競演は、

紅葉の名所・金閣寺をもこえる、とする口コミさえあります。

 

そのなばなの里が、今年から「夏イルミネーション」のイベントを開始!

早速お出かけしてみました。

地ビール園も天然温泉もある”花と緑のテーマパーク”

「なばなの里」という施設名は、この地発祥の「菜花」に由来していますが、

菜花畑がひろがっているわけではありません。

東京ドーム6個以上、約30万平方メートルもの広大な敷地内に、

四季折々の花々が咲き、園内には日帰り温浴施設や8つのレストランやチャペルなどもあり、

一日過ごせる複合施設です。

車で訪問したので、園内で飲酒はできませんでしたが、

ここのビール園で提供されるクラフトビールは、本場ドイツ生ビールのような

3種の味わい(ピルスナー、デュンケル、ヴァイツェン)が楽しめます。

圧巻のベゴニアガーデン

夕方早めに着いて、イルミネーション点灯時刻までにはまだ時間があったので、

昼間の暑さがやわらぎつつある園内を散策。

洋館づくりのビール園や、湖に浮かぶチャペルを通り抜けて、

園内奥、「アンデスの花園・ベゴニアガーデン」を訪問。

ここは、「なばなの里」の入村料(入園料)とは別料金ながら、

9千平方メートルの国内最大級温室に、世界各国から集められた数百種、

1万2千株もの球根ベゴニアが常時栽培、展示されています。

 

じつは普段それほど園芸に詳しいわけではありませんでしたので、

とくに期待もせずに入館してみたものの、「1万2千株の豪華絢爛さ」には

圧倒されっぱなしでした。

大温室を埋めつくす、スタンドタイプと屋根からのハンギングタイプの

赤・白・黄色の大輪の花々。

ここの花々は、25度~30度の外気温を好むとされ、温室内は常に25度に

保たれていますので、夏場は涼をとるのにも最適なスポットです。

冬場は外気にこごえたら、暖をとることができますね。

何組ものカップルが、時間を忘れてこの温室内で、花をめでながら

いつまでも語らっている光景を目にしました。

夏イルミネーションのテーマは天の川

夏場はイルミネーションの点灯時刻が19:10頃。

子どもたちが庭園中央の大池でコイに餌やりなどをして遊んでいるうちに

日もどっぷりと暮れ、開催時刻となりました。

いったん静まりかえったまっくらな園内に突如ファンファーレが鳴りひびくと、

その後幻想的な音楽にあわせて池にはりめぐらされたLEDが

虹色やシャンパンフラッシュの点滅を繰り返し、

水の雫、大河の流れや満天の星空にかかる天の川などを演出。

そのほかにも、約200m続く光のトンネル(華回廊)や、

樹齢1000年のオリーブの樹を幻想的に照らしだす「光の海」など、

園内回遊をあきさせないしかけが満載でした。

1年中楽しめるしかけがいっぱい

はじめて訪れてみた感想としては、素直に「感動!ぜひまた来てみたい」

というものでした。先のトリップアドバイザーの口コミにて、訪日観光客が、

I regretted visiting Nabana No Sato on the first day of my trip.
Because everything else I saw after that paled in comparison to it!
(なばなの里を最初の日に訪れて後悔したよ。なぜならその後に見たものすべてが
なばなの里と比較するとかすんで見えてしまったからね。)
ーシンガポール在住 男性

などといったコメントをする気持ちもよくわかります。

一方で、「もしまた来る機会があるならば、今度は別の季節の光景を楽しんでみたい」

とも思います。

このイルミネーションと紅葉、もしくは早咲きの河津桜ライトアップとの競演を

楽しむことができるとしたらどうでしょう。想像しただけでワクワクします。

 

夏イルミネーションは、2020年は9月22日(火)まで開催されます。

このイベントが終わったあとには、「ダリア・コスモス祭り」がはじまります。

そして、10月24日(土)からは、さらに規模の大きな冬イルミネーションと

紅葉ライトアップのコラボレーションが開催予定。

ぜひ訪問先プランの1つに加えてみてはいかがですか。

 

施設情報

※営業時間などは変更になる場合もありますので、事前にご確認下さい。
なばなの里~長良川水辺の夢のような小さな村~
住所:三重県桑名市長島町駒江漆畑270
電話:0559ー41ー0787
駐車場:無料
アクセス:
JR・近鉄桑名駅よりバスにて約20分、または名古屋名鉄バスセンターより約30分
長島温泉よりバスにて約20分

イベント名:
なばなの里 サマーイルミネーション「天の川」~水森に宿る光の妖精~
イベント開催期間:2020年8月1日(土)~9月22日(火・祝)
夏期営業時間:土日祝10時~22時、平日10時~21時
イルミネーション点灯時間:19:10頃
2020年10月23日までの入村料(ベゴニアガーデンへの入館料は別途):1600円(小学生以上)
※園内で使用できる「なばなクーポン」1000円分付き
※17時までに入村の場合、500円でベゴニアガーデンに入館できる優待券付き
※2020年10月24日より入村料は変わります。(季節により変動)
2300円(小学生以上)「なばなクーポン」1000円分付き
※園内ベゴニアガーデンの入場料は別途1000円(大人)/700円(小中)/200円(3歳以上)

 

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