香りで心と体ケア!アロマテラピーのすごい効果

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のろここ

2016年よりフリーライターをはじめ、Webマーケティング分野で活動中。 Webにとどまらず、スウェディッシュマッサージやキネシオロジーなどの資格の保持。 心とカラダに寄り添ったライフスタイルを目指します。趣味は、ASMR料理動画を見ながら、料理を作ること。


アロマテラピーは、100%天然の芳香植物を使った自然療法です。

アロマテラピーの公益法人「AEAJ」では、

アロマテラピーについてこう定義しています。

 

アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である

「精油(エッセンシャルオイル)」を使って、

美と健康に役立てていく自然療法です。

 

この記事ではアロマテラピーの香り別の効能や

日常生活での使用方法などを紹介していきます。

 

アロマテラピーの目的

アロマテラピーには主に3つの目的があります。

  • 心と身体のリラックスやリフレッシュを促す
  • 心と身体の健康を保ち、豊かな毎日を過ごす
  • 心と身体のバランスを整え、本来の美しさを引き出す

 

そしてその目的や効能はご存知の通り、「香り」で変わります。

「香りの成分」は天然の有機化合物の集まりで、

1種類のエッセンシャルオイルの中には通常、

数十〜数百以上もの有機化合物が含まれています。

その香りの成分である有機化合物がいろいろな効果を

もたらしてくれるというわけ。

 

主な香りの成分

香りの成分は主に5種です。

  • テルペン類:消毒作用、鎮痛、抗炎症作用
  • アルコール類:殺菌、加温作用
  • フェノール類:殺菌作用(刺激を含む)
  • アルデヒド類:鎮静作用(刺激を含む)
  • エステル類:鎮静作用、抗炎症作用など

これらの成分たちの複雑な組み合わせがさまざまな作用を作り、

アロマテラピーの効果を生み出しています。

 

脳にダイレクトに届く

五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わるのが「嗅覚」と言われます。

香りが体に作用する理由は、

体に取り込まれた際に脳に直接作用するから。

 

香りを嗅ぐと、感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」や、

自律神経系をつかさどる「視床下部」にその情報が伝わり、

体温や睡眠、ホルモンの分泌、免疫機能などのバランスを

整えてくれます。

 

肺や皮膚から全身をめぐる

鼻から、肺から、皮膚から、どのルートでも「香り」の成分は、

想像以上に素早く体に浸透します。

早い場合は、「皮膚に塗ったアロマの芳香成分が1時間後に尿として出て来た」

というデータもあるそうです。

 

認知症や不妊症にも!

大学の研究によると、なんと「香り」で

脳の機能が回復することがわかったそう。

ホルモンバランスや自律神経を整えることが得意なので、

排卵を促す効果も期待できると考えられています。

 

効果的なアロマの使い方と注意点

ここからはシーン別の効果的な使用方法と

使用時する際の注意点を紹介していきます。

アロマの使い方

芳香浴

空気中に香りを漂わせて楽しむ、一番基本的な方法です。

ティーカップにお湯を入れて、エッセンシャルオイル(精油)を数滴たらしたり、

アロマポッドやアロマスティック、ディフューザーなどの道具を使うのもおすすめ。

 

 吸入

鼻やのどの不調におすすめの方法です。

まず洗面器に熱いお湯を入れ、

エッセンシャルオイル(精油)を2〜3滴たらします。

顔を近づけて静かに湯気を吸い込みましょう。

 

マッサージ

凝りや冷え、疲れが溜まったときはマッサージ。

マッサージオイルは「ベースオイル小さじ1に対して、エッセンシャルオイル1滴」

で作ってください。

※エッセンシャルオイルの濃度が1%以下

 

湿布

温湿布は皮膚の毛細血管を広げて血流をアップ。

治癒力が高まります。

患部が熱を持っている場合は冷湿布が

おすすめです。

  1. 洗面器にお湯を入れ、エッセンシャルオイルを3滴ほどたらします。
  2. 木綿のタオルか布を①に入れて、表面に浮かぶオイルを染み込ませ、絞って患部に当てます。
  3. 上からラップをまくとさらに効果的です。

冷めたら取り替えて、20分〜1時間当てましょう。

冷湿布は、お湯ではなく氷水で行いましょう。

 

使用する際の注意点

原液を肌につけない

原液は刺激が強いので、必ず希釈して使いましょう。

もし原液が皮膚についてしまったら、流水ですぐに洗い流してください。

異常が出た場合は、すみやかに医師の診断を受けてください。

 

飲用しない

誤って飲んでしまった場合は、口をすすぎ、

吐かずにすぐに医師の診察を受けてください。

病院には飲んでしまったオイルの瓶を持っていってください。

 

妊娠中や乳幼児に使用するとき

子宮収縮作用や女性ホルモンに影響するものもあるので、

医師やアロマテラピーの療法士に相談できない場合は、

避けた方が安全です。

 

3歳未満の乳幼児には刺激が強いので、

芳香浴以外は行わないでください。

使用するときは、刺激の少ないオイルを希釈して、

大人の10分の1〜最大でも4分の1以下の使用量にしましょう。

 

柑橘系のオイルの光毒性に注意

柑橘系のエッセンシャルオイル(精油)の中には、

肌についた状態で紫外線に当たると皮膚にダメージを与え、

シミ・シワの原因になるものがあります。

 

ベルガモット、レモン、グレープフルーツ、

イム、オレンジ・ビターなどです。

日中や外出前は使わないようにしましょう。

※柑橘系でもネロリ、オレンジ・スイートなど光毒性のないものもあります。

 

病気治療中のとき

中には血圧をあげる、心臓に刺激を与えるとされているものもあります。

病気がある人、薬を飲んでいる人は、

必ず使用前に医師と相談し、アロマテラピーのプロがいるお店で

適したオイルや方法を選んでください。

 

 

手軽にできるアロマグッズ

続いては、普段の生活で手軽に使えるアロマグッズを紹介します。

 

ハンカチやティッシュ

ハンカチやティッシュペーパーに垂らして

近くに置いておくだけで十分香りを楽しむことができます。

 

ハンカチやティッシュペーパーにお好みのアロマオイルを1~2滴

垂らして枕元やデスクに置けばOK。

 

マグカップ

マグカップに熱いお湯をいれ、

お好みの香りのアロマオイル(精油)を1~3滴ほど落とします。

 

目を閉じてから立ち上がる蒸気に顔を近づけ深呼吸するように

ゆっくりと蒸気を吸い込みます。

 

手作りコスメやアロマクラフトに使う

自然素材の美肌効果や殺菌作用が含まれるアロマオイルを選び、

手作りのオーガニックコスメを作ることもできます。

 

アロマ化粧水

・材料(50ml容器分):精製水45ml、

グリセリン5ml、アロマオイル1〜2滴、

スプレー容器(100ml)

  1. 清潔なボトル容器にグリセリンを入れます。(容器の1/10くらいを目安に)
  2. アロマオイル(精油)を1~2滴加え、容器を軽く振って混ぜます。
  3. 精製水45mlを加え、容器のふたを閉めてよく振って混ぜたら完成です。

 

タオルを使う

肩こりや腰痛、生理痛など、身体の不調に効果的とされる

成分が含まれているアロマオイルで、タオルを使った湿布法がおすすめ。

  1. 洗面器にお湯を入れ、エッセンシャルオイルを3滴ほどたらします。
  2. 木綿のタオルか布を①に入れて、表面に浮かぶオイルを染み込ませ、絞って患部に当てます。
  3. 上からラップをまくとさらに効果的です。

冷めたら取り替えて、20分〜1時間当てましょう。

冷湿布は、お湯ではなく氷水で行いましょう。

 

アロマキャンドル

本物の炎の輝き、あたたかさ、ゆらめきが癒し効果を生むとされています。

また香りの中に含まれる成分が空気を浄化するとも言われています。

 

アロマストーン

本体にオイルを数滴落として香りを楽しむアイテムです。

本体に徐々にオイルが染み込んでいき、ゆっくりと安全に、香りを楽しめます。

 

アロマポット

オイルをたらしたオイル皿を、下からキャンドルの火で温め、

香りを拡散します。インテリアとしても良いですね。

 

アロマディフューザー

電気式にはタンクに水とオイルを入れる超音波式。

そして水を使わず、直接オイルを噴霧するネブライザー式があります。

 

シチュエーション別おすすめアロマ

ではどのような症状な時に、どんなアロマを使えば良いのでしょうか。

目的別に紹介していきます。

ストレス解消

ローズ

ストレスを和らげ、リラックス効果や月経前症状の緩和が期待できます。

 

ラベンダー

リラックス効果が高いとされ、安眠にも効果的。

抗うつ作用もあるといわれています。

 

カモミール

緊張や怒りを緩和し、ストレスを抑える効果が期待できます。

 

集中力を高めたい

ローズマリー

スーッとした清涼感のある香りで、嗅ぐと頭がスッキリします。

 

ユーカリ

ツンとした、刺激的で爽やかな香りがします。

 

ペパーミント

爽快な香りで清涼感が強く、集中力が続かないときにおすすめ。

 

ダイエット効果

グレープフルーツ

血流がよくなり、脂肪燃焼効果がアップするといわれています。

 

ペパーミント

交感神経を活性化させ、脂肪分解・脂肪燃焼効果が

あるといわれています。

 

フェンネル

むくみ解消や皮膚を浄化し、強壮する作用があるので、

お風呂上りなどにマッサージに。

 

花粉症やアレルギー性鼻炎

ユーカリ

強力な殺菌作用と抗ウイルス、抗炎症、解熱の作用が期待できます。

 

ペパーミント

消毒作用が期待でき、呼吸器に働きかけるそう。

痰や鼻づまり解消におすすめ

 

サイプレス

収れん作用が期待でき、過剰な排泄を抑えると言われています。

鼻水が多いときや、下痢や止血に。

 

疲労回復

ティーツリー

抗ウィルス作用、抗菌・殺菌作用、風邪・インフルエンザの

予防が期待できます。

 

スイートマジョラム

鎮静作用、消化器の不調の暖和、

鎮痛作用、頭痛肩こりの暖和、

血行促進作用が期待できます。

 

バジル

血行促進、抗うつ作用、発汗作用、殺菌殺虫作用、

筋肉痛や関節痛の緩和が期待できます。

 

認知症予防

レモンとローズマリー

活性作用があると言われ、レモンは気分をリフレッシュ、

ローズマリーは記憶力や集中力を高める効果が期待できます。

レモン1:ローズマリー2の割合で朝に使用がおすすめ。

 

ラベンダーとスイートオレンジ

鎮静作用があると言われ、心をリラックスさせ、安眠が期待できます。

眠りが浅くなりがちな高齢者にぴったり。

ラベンダー2:スイートオレンジ1の割合で夜に使用。

 

アロマテラピーの可能性は無限大

アロマテラピーについて、目的やシーン別アロマ、

使用方法について紹介してきました。

効能以外にも注意点を守って、

アロマテラピーを楽しんでくださいね。


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